認定エコツアーガイド交付式

7回目を迎えた奄美群島認定エコツアーガイド交付式(28日、奄美自治会館)

率先して自然守るガイドに
奄美群島で計161人に

 「奄美群島認定エコツアーガイド」認定証交付式が28日、奄美市名瀬の奄美自治会館で行われた。2022年度は奄美群島で14人を新たに認定。今後、計161人の認定ガイドが、奄美への来島者を対象に、自然の歴史、環境保全などを踏まえた観光案内を行う。同交付式は、22日に喜界島と徳之島、23日に沖永良部島、与論島の各会場でも行われた。

 同認定は、奄美群島認定エコツーリズム推進協議会(会長・安田壮平奄美市長)が2017年に制定。奄美の自然・文化について哲学、知識を持ち、質の高い体験の提供、地域の環境保全に責任を持つガイドの輩出が目的。22年度の認定ガイドは、▽奄美大島99人(うち新規認定者8人)▽喜界島7人(同ゼロ)▽徳之島22人(同3人)▽沖永良部島15人(同2人)▽与論島18人(同1人)。

 この日、奄美自治会館で行われた交付式では、更新者含む8人が参加。認定証を授与した、奄美大島エコツアーガイド連絡協議会の喜島浩介会長は「認定ガイドは、率先して自然を守り、説明ができる勉強をしてほしい」と話し「認定者同士、一つのチームとして力を合わせていただければ」と激励した。

 新規認定を受けた宇検村の湯湾岳など森林、集落を中心にガイド活動する、奄美市名瀬朝仁町在住の大田宏さん(71)は「講習では、ガイドに関するより深い内容を学べた。問い合わせの多い金作原はじめ、幅広く要望に応えられるよう、今後、案内していきたい」と話した。