関東鹿児島県人連合会

来賓としてあいさつする塩田康一知事(円内は鹿児島特別国体をPRする知事)


「大島エレジー」を飛び入りで熱唱する塩田知事


「スラヨイ黒糖」で会場を酔わせた、久永さとみさん


大島紬とシマ唄で奄美の風を吹かせた左から、嘉村美里さん、成瀬茉倫さん、界眞子さん


「六調」で最高潮となった会場

奄美関係者も多数出席
シマ唄に六調も

 【東京】関東鹿児島県人会連合会(原口吾郎会長、岩元定幸幹事長)は26日、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで「鹿児島県人会連合会第38回大会」を開催、約600人が集った。鹿児島県ゆかりの人たちが懇親を重ねた会場には、東京奄美会などから多数参加した。大盛況の模様を写真とともに振り返る。(写真=屋宮秀美、本文=高田賢一)

 第1部の記念式典では、塩田康一県知事が登壇。10月に開催される「特別国体」のうち奄美で開催されるものが「『復帰70周年記念大会』として実施できる」と報告。また「南の宝箱というキャチコピーになった鹿児島を、さらにPRしてほしい」と述べた。高岡秀規徳之島町長は、県市町村会会長としてあいさつ。「昔は『故郷に』錦を飾ると言われた。これからは『故郷で』錦を飾れるよう若者を共に支えていきたい」と語った。来賓として三反園訓衆院議員らのほか、保岡宏武衆院議員代理として篠原昌幸秘書も紹介された。東京奄美会会長の井上脩士さんも出席。大島紬姿の女性部らは、会場をいっそう華やかな雰囲気にしていた。

 第2部の懇親会では、「奄美群島本土復帰70周年記念」としてミニコンサートコーナーが設けられた。ステージにはタナカアツシさん、成瀬茉倫さん、界眞子さん、嘉村美里さん、久永さとみさんが登場。奄美群島を歌で紹介しながら北上、シマ唄も披露、塩田知事も飛び入り参加し「大島エレジー」を熱唱した。下鶴隆央鹿児島市長は「空港に着いた瞬間、時の流れが止まるのが島の魅力だ。シマ唄はその代表的な文化ですね」と聴き入っていた。興奮の抽選会、おはら節総踊りに続き、締めの六調で会場は最高潮に。ステージは参加者が笑顔で埋め尽くし、心地よい響きと踊りを満喫していた。