経産牛で「肉そぼろ」開発

キクラゲ飼料を与えた経産牛を使った「肉そぼろ」の開発に取り組む要秀人さん(提供写真)

知名町の要さん CFで支援を募る
キクラゲ飼料で再肥育

 【沖永良部】知名町で畜産業を営む要秀人さんが、キクラゲ飼料を与えた経産牛を使った商品開発プロジェクト「全国のブランド牛を産んだ“沖永良部の母牛”を“超絶旨い肉そぼろ”に進化させたい!」を立ち上げ、クラウドファンディング(CF)で支援を募っている。目標金額は100万円。募集期間は4月30日まで。

 要さんは、島の特産品であるキクラゲを収穫した後に残る茎の部分とサトウキビの搾りかすを活用したエコフィード「キクラゲ飼料」の開発に成功。その飼料をお産を経験した母牛「経産牛」に与えることで、肉質の改善に取り組んできた。

 今回、キクラゲ飼料で再肥育した経産牛を多くの人に味わってもらいたいと、「肉そぼろ」の商品化に挑戦。CFで得た資金は、商品開発費として活用する。

 支援は3000円から。リターンは、5000円で牛肉そぼろ1個(100㌘瓶)、1万3000円で牛肉そぼろ2個(同)と乾燥キクラゲ(80㌘)のセット、2万3000円で牛肉ブロック(バラ肉、約2㌔㌘)などがある。

 CFは「奄美群島 with CAMPFIRE」で行っている。