奄美市合同入社式

真剣な表情で先輩の言葉に耳を傾ける新社会人たち

責任ある社会へ一歩
11事業所50人、門出祝う

 ハローワーク名瀬管内の事業所や官公庁の新入社員を対象にした2023年度「第59回奄美市合同入社式」が3日、同市名瀬の奄美観光ホテルであった。11事業所から50人が出席し、責任ある新社会人としての新たな一歩を踏み出した。

 奄美大島法人会、奄美大島ライオンズクラブなどで組織する奄美市合同入社式共催団体が主催。奄美大島商工会議所の有村修一会頭はあいさつで「皆さまの若々しいバイタリティー、柔軟さや意欲に満ちたエネルギーに期待している。奄美を支える重要な人材として活躍を願っている」と激励した。

 新入社員は1人ずつ名前を呼ばれ、ハキハキとした返事で立ち上がった。新入社員を代表して奄美市役所の豊島桃子さんは「大きな責任を持ったことを自覚した。一日も早く職場に貢献し、一員になれるよう頑張りたい」と誓った。

 最後は奄美大島青年会議所の太勇太理事長の音頭で万歳三唱。上司や諸先輩の拍手を受けながら、社会への門出を祝った。

 ㈱奄美航空の安本なつさん(19)は、島の人の温かさや奄美の海に憧れ、福井県から就業。「責任感を持ち、行動で示す立場になったと改めて感じた。様々なことを経験しながら、奄美のよさも伝えられる社員になっていきたい」と話した。

 4日は、接遇マナーや交通安全を学ぶ合同研修会を開催。親睦を深める交流会も予定している。