会食を通じて力士らを激励した奄美出身力士・大阪場所慰労会
来場所の活躍祈り開催
関西奄美相撲連盟
【関西】関西奄美相撲連盟(山口久義会長)は3月29日、兵庫県尼崎市の市中小企業センターで「奄美出身力士・大阪春場所慰労会」を開いた。約150人の奄美群島出身者らが参加し、会食を通して力士らを激励した。
同会は毎年、大阪場所終了後に慰労会を開催。コロナ禍により2020年以降中断していたため4年ぶりに開かれた。今回は瀬戸内町出身の明生や龍郷町出身の大奄美をはじめとする出身力士のほか、奄美市笠利町出身の千賀ノ浦親方(元里山)や、幕内行司で徳之島町出身の木村寿之介さんらも出席。また大奄美と同じく追手風部屋所属の小結・翔猿も会場に訪れた。
郷土遥拝=ようはい=、山口会長のあいさつの後に温かい拍手に包まれるなか力士らが入場。力士を代表し大奄美は「今場所は力士一同精いっぱい頑張った。来場所に向け稽古に精進したい。応援のほどよろしくお願いします」と謝辞。また明生は「大阪場所ではふがいない成績を残し申し訳ない。しっかり稽古して番付を上げて大阪に帰ってくるので、応援お願いします」と述べた。
祝宴では力士らによるカラオケの披露や抽選会などのイベントも。また力士らが会場内をめぐり、記念写真の撮影や色紙へのサインに応じる姿が見られた。山口会長は「冷静に自分の相撲を取りきる力を磨けば結果はおのずとついてくる。来場所での活躍を祈っている」と力士らへ応援の言葉を寄せた。