3団体で合同清掃活動

消波ブロックのゴミを拾う大島高校生たち
畠山建設・浜田機動・大高生が約20袋のゴミを収集した

郷土愛と美化意識高める
名瀬港でボランティア

奄美市の民間企業や高校生などによる合同ボランティア清掃が5日朝、同市名瀬小浜町うどん浜公園付近の海岸であった。堤防にたまったゴミ清掃に約1時間汗を流し、2㌧トラック2台分のゴミを収集。市内海岸のクリーンアップに貢献した。

名瀬港岸壁改良工事を行っている畠山建設㈱(同市名瀬鳩浜町)と㈱浜田機動(同市名瀬浦上町)が、県立大島高校(同市名瀬安勝町)に声を掛けて実現。同校からはバレー部・バスケット部・バドミントン部員49人の生徒が参加した。

同海岸は名瀬本港地区の最奥に位置し、新川が合流する場所。畠利文社長(畠山建設)によると「満潮時の漂流物と新川からの生活ゴミが、堤防の消波ブロックの隙間に蓄積し、そのままここに残ってしまう」という。

清掃箇所は堤防約200㍍の間。高校生らは足元が不安定な消波ブロックに降り、大サイズ収集袋約20袋のゴミと、ビールケースや木の枝・木材などの漂流物を収集した。

清掃後の堤防を見ながら川原蓮成君(大高2年・バレー部)は、「人の出すゴミも多くて驚いた。普段からの心掛けが必要で、美化意識が高まった」と話した。

榮康晴取締役(浜田機動)と原田良仁工務課長(畠山建設)も、参加した高校生らに感謝し、「今回の経験で郷土愛を深めてほしい。またいろいろな活動をする建設会社の魅力も知ってもらったと思う」と話した。