群島小・中学校で入学式

花のアーケードをくぐって入場する新入生たち

8小と2中で入学者なし
奄美小は58人

 奄美群島各地の小・中学校で6日、入学式があった。県大島教育事務所によると、群島内の2023年度入学者は、小学校928人、中学校955人。小学校8校と中学校2校で入学者がなく、小学校16校と中学校6校で入学者が1人だった=3月30日現在=。

 奄美市名瀬の奄美小学校(中村勝校長)では第99回入学式が行われ、新入生58人(男子34人、女子24人)が入学。教職員が用意した花のアーケードをくぐって入場。保護者らに見守られ、期待と不安の入り交じった表情で式に臨んだ。式の始めに新入生は、元気よく「よろしくお願いします」と保護者席に向かって一礼した。

 中村校長は「あかるく元気なあいさつまるい心を持って友達に優しくみんな友達、クラスの子もお兄さん、お姉さんも仲良く」と、奄美小で楽しく過ごすための三つの約束を呼び掛けた。

 児童代表の竹元志緒さん(6年)は「みなさんと一緒に勉強したり、遊んだりすることを楽しみにしている。今日から一緒に頑張りましょう」と歓迎した。

 式の終了後には、クラスごとに新入生と保護者、教職員で記念撮影を行った。

 入学式を終えた新入生、伊藤利志=さとし=君は「緊張した。算数の勉強とダンスを頑張る。友達を100人つくりたい」、喜村茉白=ましろ=さんは「楽しかった。算数を頑張り、友達をたくさんつくりたい」と笑顔を見せた。