双子のヤギ、名前募集中
メロちゃんは子ヤギにべったり
支配人らが育てた母ヤギから
名前も募集中 山羊島ホテル
奄美市名瀬大熊の山羊島ホテル(有村修一社長)でこのほど、オスメス2匹の子ヤギが生まれた。双子はハウスの庭で草をはみ、岩に登って元気に遊び回っている。
母ヤギは、同ホテルが昨年夏頃から育てている1歳のメロちゃん。飼育放棄されたことを聞いた支配人の碩(せき)朋美さんが引き取り、スタッフとともに〝育ての親〟になったという。
「ケージに入れて子犬と同じような育て方をした。フロントに置いて客の送迎もしてもらった」と碩さん。「生まれた子ヤギにとって私はおばあちゃん。社長もスタッフもそう呼ぶ」と笑う。
先月末の取材時、双子はくっついて丸まり寝ていることが多かったが、今ではしっかり岩の上に立つまでに成長した。
碩さんは、「メロちゃんの時はずっと抱っこして育てたので、〝子離れ〟するのがつらかった。泣く泣くヤギ小屋に移した」という。双子たちについては、「メロちゃんと同じように接客業を学んでもらおうと思っているが、〝孫〟を抱っこすると(母ヤギが)鳴き出す。今度はメロちゃんの子離れを待つしかない」と話した。
子ヤギたちの名前はインスタグラムとホテル内に設置した「命名応募箱」で募集中。宿泊者などから多数の応募が集まっているという。名付け親には、ホテル宿泊券を贈るなどの検討がされている。