商工活性化とDX推進へ

地域活性化起業人として町に派遣された(右から)村松由二郎さんと迫絵里子さん=知名町役場=

DMMグループの 村松さんと迫さんが着任
知名町

 【沖永良部】知名町は10日、国の「地域活性化起業人」制度を活用し、エンターテインメント事業を手掛けるDMM.comグループ(東京)から派遣された村松由二郎さん(51)と迫(はざま)絵里子さん(47)に辞令を交付した。村松さんは商工推進専門職として役場企画振興課に、迫さんはDX(デジタルトランスフォーメーション)推進専門職として総務課に配属される。期間は半年間で最長3年。

 村松さんは石川県出身。DMMグループの中でも、オンラインゲームの開発や運営を行う合同会社EXNOAでプロジェクトの管理調整役(プロデューサー)を務めている。町の商工活性化に向けた業務を担う。「まずは町民に自分のことを知ってもらいたい。それから町の素晴らしいところや問題点を見つけていきたい」と語った。

 迫さんは東京都出身。DMMグループの合同会社DGホールディングスで経営管理や業務改善に向けたシステムの構築を担当している。町役場庁舎移転に伴い、庁舎内業務のデジタル化に取り組む。「人と人とのコミュニケーションを大切に頑張っていきたい」と話した。

 同日、役場議会委員会室で辞令交付式を行い、今井力夫町長は「町民と支え合いながら職務を全うしてほしい」と期待を込めた。