大型複合遊具「ガジュマルの樹」登場

平土野「高千穂公園」に大型複合遊具「ガジュマルの樹」が登場=12日、天城町

平土野「高千穂公園」に
天城町

 【徳之島】天城町都市公園施設長寿命化計画の第一弾、平土野「高千穂公園」遊具のリニューアル工事が完成し12日、保育園児らを招待して「お披露目式」を開催。冒険心や達成感が味わえる大型複合遊具の登場に、ちびっ子らの黄色い歓声が響き渡った。

 老朽化が進む町内の公園施設を、幅広い世代の住民が安心・安全に利用できる公園に―と国補助事業(50%)で進める計画。平土野「高千穂公園」(2468平方㍍、1981年3月末に開設)の再整備は昨年10月に着手。遊具と人工芝設置など総事業費は約3987万円。

 老朽化した危険な遊具を撤去し、敷地内にあった大きなガジュマルの木をモチーフにした6~12歳児用(一部3~5歳児ゾーンも設置)した複合遊具「ガジュマルの樹・コンビネーション」。子どもたちの挑戦心を刺激するアクティブな遊びを豊富に設置し、雑草対策や遊具保護の面からは人工芝も採用。年間を通じ安心・安全に遊ぶことができるという。

 お披露目式には近くの町立天城保育所の年長組のちびっ子14人が参加。森田弘光町長の「けがをしないで元気よく遊びましょう」、担当課の「(高台のため)ボール遊びは禁止です。ゴミは持ち帰りましょう」など話を聞いたあと「遊具遊び始め」。ちびっ子らの歓声で活気に包まれた。

 平土野地区の安田博之区長(70)は「存在感がなく〝名ばかりの公園〟だったが、これで人が集うと思う。子どもたちの元気な歓声は地域の活性化にもつながる」と目を細めた。

 町(建設課)によると23年度は引き続き「湾屋川史跡公園・港公園」遊具リニューアル、24年度は町総合運動公園の照明施設の再整備を進めるという。