情報処理専門学校入学式

福山洋志校長からノートパソコンを受け取る泉航史さん

情報処理のスペシャリストへ島内外から15入学

奄美市名瀬の奄美情報処理専門学校(福山洋志校長)の2023年度入学式が13日、県立奄美図書館研修室であった。入学生は島外からの2人を含む18歳から42歳までの15人。在校生や保護者に祝福され、情報処理技術の習得へ向け新たな一歩を踏みだした。

同校は島内唯一のコンピューター知識を学ぶ専門学校として、02年に設立。261人の卒業生を輩出し、高い就職率を誇っている。在学中は学校から貸与されるパソコンを使用し、卒業時にプレゼントされる。

福山校長は「近年はAI技術の進歩が著しいが、それを使いこなすには知識と技術が必要。ここで学び、日本の核となるスペシャルエンジニアになってほしい」と激励。新入生代表の泉航史さん(18)に、真新しいノートパソコンが手渡された。

新入生代表であいさつした上原大河さん(23)は長野県から入学、「奄美の自然の中で仲間たちと切磋琢磨し、共通の目標達成に向けて充実した学校生活を送りたい」と決意を述べた。

式後には記念撮影などが行われ、緊張の解けた新入生らは新たな仲間たちと喜びを共にした。

樟南第二高校(天城町)卒業後、同校に入学した住妃来さん(18)は「商業科で情報処理を学んだが、より専門知識を身につけるために入学した。高度な技術を習得し、在学中に資格を取りたい」を力を込めた。