ふるさと教育実践へ

教育長らに向かい一礼する赤木名小学校教諭ら


大和村で行われた転入教職員合同着任式(提供写真)

転入教職員合同着任式
奄美市、大和村で

 2023年度奄美市転入教職員合同着任式が14日、奄美文化センターであった。今春の転入教職員は小学校21校、中学校12校に計95人。教育委員会、議会文教厚生委員など関係者130人以上が参加した。

 オープニングで教職員らを歓迎したのは民謡日本一の唄者、中村瑞希さん。「あさばな節」などを唄い上げ奄美ムードを醸し出した。21年に制定された市民歌も紹介された。

 佐仁小学校・柳川耀葉養護教諭が「誠実に公務を執行する」と宣誓。村田達治教育長は、同市が目指す「地域に根ざしたふるさと教育」の基本方針を説明。「復帰70年の節目の年。まずは先生たちが歴史を学び、子どもたちに教えること。積極的に地域と関わり、地域とともに歩むふるさと教育を実践して」と式辞を述べた。

 転入教職員代表としてあいさつした赤木名中学校・肥後孝幸校長は「赴任して2週間たつが、奄美の学校はどこも活気がある。奄美を愛し、児童・生徒の個性を生かした教育に努める」と力強く語った。

 大和村でも行われ、転入教職員は小学校4校、中学校1校に18人。式には伊集院幼村長、晨原弘久教育長ら32人が参加した。赴任した大棚小学校・平野武志校長が「小規模校の良さを生かした教育の推進・発展に向けて全力で取り組む」とあいさつした。