大島高校・新入生歓迎会

3年ぶりに野外で新入生歓迎会が行われた(13日、大島高校)

3年ぶりに野外開催
生徒たちの声が後押し

 大島高校(貴島邦伸校長、生徒654人)で13日、3年ぶりの野外開催となる新入生歓迎会があった。吹奏楽部の演奏の下、書道部による演舞、美術部が絵画作品を展示。多くの在校生も集まる中、各部が思い思いの表現方法で、新1年生たちの新たな門出を祝した。

 同校によると、2017年頃から始まった、新入生への各部の紹介、勧誘も目的とした歓迎会だが、21年は新型コロナウイルス感染拡大を考慮して中止。22年は規模を縮小する中、同校の和親館(多目的ホール)で行われ、吹奏楽部のみが参加。今回、当時の野外開催を知らない在校生たちの声が後押しとなり実現。多くの教員たちも、この日を楽しみにしていたという。

 歓迎会は、午後5時にスタート。吹奏楽部の2、3年生たちが演奏する中、書道部は3年生の部員が演武を披露し、「天翔」と書かれた作品を完成。美術部は昨年、県高校美術展に出品した絵画を部員たちが展示。各部によるさまざまな表現方法で、新入生たちを歓迎した。

 吹奏楽部の部長を務める3年、渡邉美優さん(17)は「練習期間が1週間もなく、部員や他部との連携も大変だった。しかし、無事に演奏できて良かった」と笑顔で話した。

 新入生の大平美音さん(15)は「迫力があり動きがすごかった。大島高校は、文武両道の学校だと感じた」と述べた。