初の「フラワーマルシェ」好評

好評だった天城町商工会青年部の「わっきゃが市場」=4月30日、同町平土野

 

天城町商工会青年部 園芸愛好者も出店

 

 【徳之島】天城町商工会青年部(徳田太一部長)恒例の地域活性化フリーマーケット「わっきゃが市場」が30日、同町平土野であった。初の試みとして、「フラワーマルシェ」もあり、園芸愛好家らも出店し、にぎわった。

 わっきゃが市場(私たちの市場の意味)は、同青年部が平土野商店街への誘客促進・再活性化願ったイベントとして始めた。コロナ禍以前は、年3回程度のペースで開催。各種アトラクションも交え、地場産品やフリーマーケットなど交流の場としている。

 フラワーマルシェには町内の育苗農家や園芸愛好家など6人(店)を含む計17ブースが出店。カラフルな花びらを広げ始め、春の装い満開の各ブースではまとめ買いする姿も。「とても素晴らしい催しです」(町内の主婦)など好評だった。

 元教諭で、同町生涯学習講座の講師を務めた久田幸一さん(75)=同町松原=はテンノウメ(天の梅)からケイトウ、百日草、サルビア、ブルーサルビア、イッペイなどの苗を販売。「趣味で種をまき芽が出た時が一番うれしい。良い苗だけを厳選して持ってきた。(マルシェを)時々開いてくれたらありがたい」と笑顔を見せた。

 徳田部長(39)は「地域を元気にするため、われわれ青年部が何かをやることで人を集めて地域につなぐことも大事」と話していた。