湯湾岳で「ソメイヨシノ」

西康範さんが宇検村側湯湾岳の道路沿いで撮影した「ソメイヨシノ」

宇検村側 今週いっぱい見頃

 湯湾岳の宇検村側道路沿いでは、奄美では珍しい遅咲きの桜「ソメイヨシノ」を見ることができる。先月中旬ごろ確認できた開花は現在も咲いており、大型連休中の今月いっぱいが見頃となりそうだ。

 西康範さんが開花しているソメイヨシノを撮影したのは、大型連休初日の先月29日。「梅雨入りの前触れのような雨模様の中、ちらほらと咲いていた。峠に行く曲がり角のソメイヨシノも少し咲いていた」と西さん。

 村企画観光課によると、開花を確認したのは展望台に通じる三差路に植栽されている3本のソメイヨシノ。4月13日に数輪、同24日には約100輪が咲いていたが、現在は葉桜のような状態。同課は「以前は満開に咲き誇ることがあったが、ここ数年、気候の関係なのか満開になることがない。今週いっぱい見ることができるのではないか」としている。

 本土での桜の開花のような木全体が純白に染まることはないものの、新緑と合わせて楽しめそう。