400匹、優雅に空泳ぐ

風にゆられて新川上空を優雅に舞うこいのぼり

新川に今年もこいのぼり
奄美市名瀬 7日の「新川こどもまつり」前に

 奄美地区新川こどもまつり実行委員会(倉井則裕委員長)は30日、7日に開催の「新川こどもまつり」を前に、奄美市名瀬安勝町の河川「新川」上空にこいのぼりを設置した。川の上空で約400匹のこいのぼりが優雅に泳ぐ姿が、道行く人の目を楽しませている。

 こいのぼり飾りは、約30前から同地区で続く初夏の風物詩。こどもまつりの一環として、子どもたちが手作りしたり、寄贈されたものを掲げている。

 今年は、▽奄美佳南園▽春日デイサービス▽春日保育園▽平田保育園▽たんぽぽ保育園▽デイサービス和月▽奄美小学校学童クラブ―らが制作。地域の子どもたちが作ったものも含め計400匹が新川を彩った。

 こいのぼりが見える橋では、伊津部町から来た買い物途中の54歳女性が足を止めスマホで撮影していた。「たまたま遠回りしたらこいのぼりが目に入った。色とりどりで美しく、元気になれた」と笑顔だった。

 掲揚は今月14日まで。同委員会の渡嘉敷誠さん(50)は「毎年楽しみにしている地域住民も多い。たくさんの人に見ていただき、新川こどもまつりにも多くの子どもたちに来ていただければ」と話している。

 新川こどもまつりは7日に、新川ふれあい館、天理教ひろば、奄美小学校を会場に午前11時~午後4時に実施。フリーマーケットやレクリエーション、創作教室やふれあい食堂など多彩なプログラムを用意して迎える。