奄美空港は混雑ピーク

上り・下り共に搭乗客がピークを迎えた奄美空港

 

観光・Uターン客ら混み合う
3日、上り・下りほぼ満席

 

 ゴールデンウィーク(GW)の中日に当たる3日、奄美市笠利町の奄美空港では混雑がピークを迎えた。奄美大島発着便は上り・下りを問わず席が次々と埋まり、満席となる便が続出。新型コロナウイルスの5類移行を前に遠出を楽しむ人が目立つなど、ロビーは訪れた観光客や帰省するUターン客らでごった返した。

 日本航空(JAL)奄美営業所によると、同日は島外・離島間を問わずほぼすべての便で満席。上り・下り共にピークとなった。

 到着ロビーでは、スーツケースやサーフィンボードを持った観光客らが次々と到着した。兵庫県から家族4人で来た石垣伊佐夫さん(46)は釣り具を手に来島。「8年ぶりの家族旅行。混雑しないよう日程をずらしたつもりだったが、飛行機も満席でびっくりした」と人出の多さに驚いた様子で話した。

 一方、出発ロビーでは手荷物カウンターに長蛇の列ができた。5家族で来島しダイビング楽しんだという大阪市の30歳男性は、「ダイビング以外でも、ハブ見学やグラスボート、水族館なども回った。昨年と比べてもみんな気兼ねなく遊べて有意義に時間が過ごせた」と笑顔だった。

 同営業所によると4月21日現在、GW期間中の予約状況は前年比14%増。新型コロナウイルス感染拡大前の19年と比べて84%まで回復している。

 4日以降の期間中の予約率は4~7割台で推移。上り・下り共に、比較的に落ち着いているという。