天城保育所がリクエストした一つ「アウトドアプレイハウス」(天城町長寿子育て課提供)
天城町内保育施設への遊具目録贈呈式で関係者=1日、同町役場
【徳之島】「子どもたちの健康・体力・学力向上に」―。天城町建設業光和会(豊村友二会長・41社)はこのほど、町内の保育・幼稚園の全7施設に、それぞれが希望した遊具をプレゼント。イキな計らいが子どもたちを喜ばせている。「こどもの日」を前に今月1日、同町役場で目録贈呈式があった。
光和会は、町内の公的イベントへの環境整備など地域奉仕活動も展開している建設・土木業者らの任意団体。今回の幼児教育施設への遊具寄贈のきっかけは、先月、同町立南部保育所(同町大津川)に贈った幼児用サッカーゴールとボール(5個)。ちびっ子ら施設側の喜びなど反響の大きさに戸惑い、役員会で全施設へのプレゼントを決めたという。
対象は、▽南部保育所を皮切りに▽天城保育所▽北部保育所▽与名間保育所▽あまぎこどもえん▽西阿木名幼稚園▽天城カトリック幼稚園の計7施設(順不同)。遊具や道具の種類は、カタログで個別に選定させて希望に応え全て搬入済み。総額は約100万円という。
目録贈呈式には、町当局と光和会役員、対象施設代表らが出席した。豊村会長(68)は「少子高齢化社会にあって森田町政が進める子育て支援政策に、われわれ業界も少しでも協力したい。子どもたちの健康・体力・学力向上に役立ちたい」とあいさつ。
森田弘光町長と院田裕一教育長は、トライアスロン大会や夏祭りなど協力に加え、今回の遊具リクエストを取っての寄贈に「子どもたちは将来の天城町を担う大事な宝。健康で明るく伸び伸びと育つと、しっかりとした天城町ができる。私たちにも力強い応援だ」などと感謝を述べた。