東京瀬戸内会

恒例の「振り出し」に臨む会員ら。大島紬に締め込み姿が続く

大盛況となった99回の総会・芸能祭

総会・芸能祭開催
4年ぶりにぎわう

 【東京】東京瀬戸内会(山田幸一郎会長、三浦雅之幹事長)は3日、「第99回東京瀬戸内会総会・芸能祭」を品川区の総合区民会館「きゅりあん」で開催。奄美からの来賓、関東在住者合わせ約400人でにぎわった。参加者は島口を交わしながら、4年ぶりの会合を堪能していた。

 郷土遥拝の後、三浦幹事長の司会で第1部がスタート。山田会長は配布された冊子の「戦後50年に思う」などの記事を紹介しながらあいさつ。参加者、運営担当者に感謝を述べ「来年の100周年は、『チーム瀬戸内会』でさらに充実させたい」と笑顔で話した。会務報告、主な役員再任承認などに続いて来賓として、元衆院議員の金子万寿夫さんが登壇。「皆さんには、いろんな面で支えていただいた」と政治家活動を振り返るとともに、感謝を述べた。鎌田愛人瀬戸内町長も「共生・協働による町民主体のシマ」など町政報告。日本郵便元副会長の稲村公望さんもユーモアを交えて語った。

 第2部は、久原卓也さん、瀬戸山千夜子さんの司会で芸能祭へ。大島紬の女性陣と締め込みの男性陣による恒例の「振り出し」の後、福居幸大さんのスペシャルライブショーに。力強い津軽三味線をホールに響かせ、盛んな拍手を浴びていた。また、双子の福卓也・勝行さんがフォークソングを熱唱、女性部の踊りや、武下流・東京同好会、六調会によるシマ唄などが次々と披露された。ほか、久永さとみさんも「スラヨイ黒糖」などを歌い上げステージに花を添えた。

 新極真会の緑健児代表からは、魂のこもった応援メッセージが届けられた。都内から参加した50代の女性は「今日のこれを機会に、島の会が盛んになってほしいですね」と会を満喫した様子だった。その後、総踊りの余韻の残る中、福山昭雄相談役の万歳三唱で閉幕した。