奄美ツアーを満喫した「直達会」のメンバー(前列右は主宰の屋宮直達さん)
八月踊りに感動
津軽弁とシマ唄の交流も
会員が1500人を超える東京の異業種交流会「直達会」(主宰・屋宮直達さん=宇検村湯湾出身=)の奄美ツアー一行11人が奄美新聞を訪れた。参加者はシンガーソングライター、ベリーダンサー、自然食レストラン経営者など多彩な職業の人たち。
奄美出身の惠原睦男さんが経営する東京・渋谷の居酒屋「六調」で、同市笠利町にある宿泊施設「伝泊」が話題に上がり、「奄美で直達会をしよう」と〝ノリ〟でツアーが決まったという。
集落文化と宿泊を融合させた〝日常の観光化〟を展開している伝泊。一行は「高倉のある宿」に宿泊、11日には伝泊体験プログラムで、須野集落約80人と八月踊りの練習をしたという。
ツアーの参加者で、全国で津軽弁の普及に取り組む「りんごの妖精sisters」の2人は、「シマ唄は何を言ってるのかまるで分からなかったけど、八月踊りは感動した。津軽弁を守ろうとする私たちと通じるものがある」と話し、「こちらが話す津軽弁もまるで通じなかった」と笑った。
屋宮さんは「伝泊のプログラムはすばらしい。集落の人にお金が落ち、参加した側も満足感を得た」と絶賛していた。
一行は、市長表敬や地元財界人などと精力的に交流を図り、奄美最後の夜となった12日は、同市内のライブハウスでツダユキコさんらがライブを行った。