「奄美の島イモーレ」CD寄贈

龍郷町出身の佐藤文子さん(前列左)が作詞したCD「奄美の島イモーレ」が寄贈された(29日、奄美市役所)

龍郷町浦出身・佐藤さん、奄美市に

 龍郷町浦出身、東京都大田区に在住する佐藤文子さん(90)は、作詞を手掛けた楽曲「奄美の島イモーレ」が収められたCDを29日、奄美市を表敬し寄贈した。歌を聴いた安田壮平市長は「奄美の宝がしっかり書かれ、子どもたちにも分かりやすい歌詞」と絶賛した。

 佐藤さんの夫は、与論町の青年教育に貢献し、2009年に町民栄誉賞を受賞した故・持久さん。作曲は娘の金子奈保美さんが手掛けた。

 「奄美の島イモーレ」は4番まであり、ハイビスカス、誠の心、大島紬、八月踊りなど、奄美の自然・文化・島民の営みなどを歌ったもの。佐藤さんは「大好きな奄美が、世界自然遺産登録に向け動きが見られた頃に作詞した。曲は娘が童謡、唱歌の曲調を織り交ぜ、どなたでも歌いやすいようにと作った。奄美を知らない方でも奄美に訪れた気持ちになれるのでは」と話した。

 寄贈されたCD計50枚は、市社会福祉協議会を通し、市内の各福祉施設に配布予定。