ヤシガニにびっくり!

水槽に入ったヤシガニを観察する子どもたち(5月31日、和泊町)

和泊町国頭小で展示「はさみが大きい」

【沖永良部】和泊町立国頭小学校(伊口裕喜校長、児童数75人)で5月31日、ヤシガニが展示され、子どもたちの人気を集めている。ほかの学校でも展示したのち、自然に返すという。

ヤシガニはヤドカリの仲間で、陸上生活する節足動物の中では最大級の大きさ。見つかったのは体長20センチほどの雌の個体と推察されている。

30日、同小4年の新屋智仁さん(9)の父親と兄が、海岸で釣りをしていた時に発見。子どもたちに見てもらいたいと学校に届けた。

休み時間になると、多くの児童らがヤシガニの入った水槽の周りに集まり「はさみが大きい」「少し動いた」などと話しながら観察していた。

新屋さんは「初めて見た。大きくてびっくりした。食べたらおいしいのかな」と話した。