初日から多くの客が訪れ、活気づいた「喜界島マルシェ」(提供写真)
「マルシェ」に6事業者出展
食や焼酎、初日から活気
喜界町の特産品を販売する物産展「喜界島マルシェ」が2日から、福岡県福岡市のJR博多駅構内のマイング広場で開かれている。福岡県では初お目見えで、町内6事業者がえりすぐりの特産品を出展。初日から大勢の博多っ子が詰め掛け、喜界島が誇る味覚や黒糖焼酎を堪能していた。4日まで。
喜界町が主催。特産品の展示即売を通じて観光誘客にもつなげようと開催している。
会場には、喜界島産の黒糖焼酎をはじめ、国内生産量日本一の白ゴマ、南国育ちのパッションフルーツ、若手事業者が製造したクラフトコーラ、在来のかんきつ類を使ったアロマオイルなど、郷土の多彩な特産品が並んだ。同町地域おこし協力隊の谷川理さん(40)が開発を進める島素材のサイダーや炭酸飲料も先行販売。パンフレットコーナーも設置して、町職員や事業者ら9人が喜界島をPRしている。
会場は駅構内という好立地もあってか、初日から大勢の訪問客で活気づいた。若者やビジネスマン、観光客など幅広い世代が続々と来店。試食や試飲などを楽しみ、お気に入りの黒糖焼酎や目当ての食品を購入していった。
谷川さんは「福岡には喜界島出身者も多く、縁のある人もたくさん来てくれた。新商品のサイダーが若者に好評で、売り切れる勢いで驚いた」と笑顔。同町企画観光課の登聖佳さんは「初日から想定より多くの人が来てくれてうれしかった。おいしい商品を通じて、少しでも多くの福岡県民に喜界島を伝えていきたい」と話していた。
マルシェは4日まで。営業時間は午前11時から午後7時までとなっている。