徳之島高音楽部、4年ぶり規制なし定演

はつらつ「徳高サウンド」で魅了した徳之島高校音楽部の定期演奏会(11日、徳之島町文化会館)

 

 

「響け!徳高サウンド!」

 

 【徳之島】県立徳之島高校音楽部(餘慶暁顧問、永喜陽菜部長・部員21人)の第18回定期演奏会が11日、徳之島町文化会館であった。コロナ禍による制限が解かれる中、「響け!徳高サウンド!」をスローガンに、心を一つに練習を重ねた幅広いジャンルの演奏で観客約350人を魅了。コーラスなど5団体が賛助出演して盛り上げた。

 顧問の餘慶(よけい)教諭と永喜部長(3年生)は、2020年2月から猛威を振るったコロナ禍でのリモート演奏・合唱への挑戦、客席を制限してなお出演がかなわなかった部員がいた演奏会(昨年)など3年余を回顧。その一方で「人と人とをつなぐ音楽の力の素晴らしさ」「思いっきり演奏ができるうれしさ」もプログラムでアピールした。

 第1部(The吹奏楽!!)は、県吹奏楽コンクール(7月20日・高校A)での課題曲・マーチ「ペガサスの夢」(水口透作曲)の勇壮・軽快な演奏で魅了。自由曲「フィアナの騎士」(広瀬勇人作曲)や懐かしの名曲メドレーでも楽しませた。

 第2部(コーラス&コラボレーション)には徳之島混声合唱団や徳之島吹奏楽団、樟南二高吹奏楽部の仲間たちも賛助出演し、合同演奏を披露した。最終の第3部(ポピュラーソング)では、同校野球部員や藏越エイサー隊の仲間たちも応援。同校音楽部の伝統的愛唱歌「徳之島ブギウギ」や、先輩のシンガー・ソングライター禎一馬さんの「結いの島~徳之島~」など、おなじみの楽曲も交え、会場一体となって盛り上がった。