徳之島町柑橘生産組合総会

4年ぶり対面開催した徳之島町柑橘生産組合総会=15日、同町母間


徳之島町柑橘生産組合創立30周年記念誌

国庫事業でタンカン面積増加
新組合長に米原さん

 【徳之島】徳之島町柑橘生産組合(是枝純一組合長・組合員数103人)の2023年度総会が15日、同町農産物加工センター(母間)であった。味覚面の高評価で需要が高まるなか、課題となっている隔年結果防止、品質安定への各種研修会を盛り込んだ事業計画など全議案を承認。役員改選では新組合長に米原稔さん(68)=母間=を承認した。

 4年ぶりの対面開催で関係者約60人が出席。是枝組合長は開会あいさつで、22年度事業の同組合創立30周年記念事業(記念誌発行・先進地視察)の実施や組合運営の刷新、研修会の復活、新植・改植による面積及び組合員増など現状も報告。5年間の組合長勇退にあたり「タンカン最適地と言われる立地条件に甘んじることなく、栽培技術・品質向上を図り産地形成へ」と協力を求めた。

 幸野善治副町長ら来賓祝辞に続き議事へ。22年度事業報告では先の20周年以降10年間の歩みをつづった「同柑橘生産組合創立30周年記念誌」(A5判・33㌻)の発行も報告。23年度事業計画には、各種研修会(せん定・病害虫対策など)の充実、安心安全へのかごしまの農林水産物認証制度(K‐GAP)の取得継続なども掲げた。

 同生産組合では、統一ブランド「徳之島たんかん玉黄金(たまこがね)」での共販出荷、生産者個々の販路による個販が主。町農林水産課によると、町全体のタンカン栽培面積は約78㌶(成木面積約50㌶)。「表年」だった前期生産量は約480㌧。単収・品質ともに良好だった。

 栽培面積は、国の果樹経営支援事業(10㌃当たり補助=新植に約43万円、改植約45万円)のテコ入れも奏功し、この約10年間で約18㌶拡大した。同生産組合員数も4月以降だけで7人増えている。