9年ぶり「与論」親睦深める

9年ぶりの会場となった与論町で親睦を深めた「全国まちづくり交流会」(16日、砂美地来館)

全国まちづくり交流会 沖縄から北海道まで85人参加

 【沖永良部】第19回全国まちづくり交流会inヨロン島(同実行委員会主催)が16日、与論町茶花の砂美地来館で始まった。18日までの開催中、沖縄から北海道まで全国各地の地域づくり団体から85人、島内参加者含め約100人が参加。9年ぶりの会場となった与論町で親睦を深めた。

 同交流会は、2003年に愛知県足助町(現豊田市)の観光協会・AT21クラブ設立10周年記念式典に全国の地域づくり団体が集まったことがきっかけ。以来、地域づくりを目的とした交流会として徳島県、北海道など全国で開催。与論町が会場となるのは、第2回(04年)、第12回(14年)に続いて3回目となる。

 前夜祭と銘打たれたこの日、エイサーの演舞や与論町出身ミュージシャンの川畑アキラさんがステージに登場。千葉、大分など全国から参加した各団体があいさつする中、AT21代表の佐久間章郎さんの誕生日を参加者らで祝うなど、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。

 実行委員長の山本明美さん(74)は「21年間続けられ、今回改めて開催できて良かったと思う」と話した。

 2日目の17日午前中は島内観光。午後は同会場で各地域活動の報告、与論民俗村・菊秀史さんによる講話があったほか、与論島の音楽グループ「かりゆしバンド」が出演した。18日は、城跡を巡る散策などを予定している。