梅雨末期の豪雨 奄美大島で被害

宇検村 道路が冠水、大人の腰部分までの水量となった(21日午前9時30分頃、名柄集落から瀬戸内町久慈集落へ向かう三差路で)=提供写真=


宇検村 役場がある湯湾集落でも道路が一面水に覆われ、道路沿いの建物近くまで押し寄せた(21日午後3時過ぎ)

奄美市住用町 住用中学校グラウンドは水がたまり、沼のような状態になった(21日午後0時37分)

奄美市住用町 通常はマングローブのカヌーツアーでにぎわう役勝川(越次橋前)。大雨で増水して濁流となった(21日午後2時24分)


瀬戸内町古仁屋 災害派遣された陸上自衛隊による給水活動。容器を持参すれば世帯の人数分の給水(1人2㍑まで)を受けられるということで、住民からは感謝の言葉が寄せられた(きゅら島交流館で)


奄美市名瀬 民家近くの私有地裏山の土砂が崩れた現場(21日午後4時頃、和光町)

 梅雨前線が停滞し、線状降水帯が発生した奄美大島は20日に続き、21日も午前中を中心に大雨となった。この影響で、各地で道路の冠水や土砂崩れが相次ぎ、通行止めや民家などの浸水被害が出た。瀬戸内町では古仁屋市街地や清水地区で断水が発生、役場や医療機関などでは貯水タンクで対応しているが、住民の生活に支障が出ており、町の要請を受け陸上自衛隊が給水車3台で給水活動を行っている。梅雨末期の豪雨被害を写真で伝える。