和泊町で南3町老連研修会

各老人クラブの取り組みについて事例発表が行われた研修会=和泊町=

会員増強へ取り組み発表
子どもたちとの活動「お年寄りから学ぶ機会に」

 【沖永良部】2023年度第42回南3町老連ゆめ・ときめき交流研修会が25日、和泊町のえらぶ長浜館であった。和泊、知名、与論の3町老人クラブから約200人が参加。「伸ばそう!健康寿命 担おう!地域づくり」を合言葉に、各地域の取り組みを発表した。

 あいさつで和泊町長寿クラブ連合会の本部忠孝会長は「老人クラブが魅力ある活動を行うためには仲間作りが重要。いきいきとした高齢社会を実現するために、笑顔あふれる明るく元気な長寿クラブをともに作ろう」と呼び掛けた。

 事例発表では、与論町ペーヌハディ(茶花南)、知名町正名老人クラブ親和会、和泊町国頭中部長寿クラブの3団体の代表者が登壇。各種スポーツ大会や環境美化活動、児童とのふれあい活動などの取り組みを報告し、課題として「若手の会員は農業やそのほかに仕事をしているため、活動への参加をお願いしにくい」などと話した。

 講評した和泊町の竹下安秀教育長は「子どもたちとの活動は、お年寄りから多くのことを学ぶ貴重な機会になっている」と述べた。

 続いて和泊町西郷南洲顕彰会名誉会長の竿田富夫さんが「敬天愛人と西郷南洲先生」と題して講演。西郷が島役人の土持政照と義兄弟の契りを交わしたことなどを紹介し「この島で『敬天愛人』の精神ができた。そのことを誇りに思ってほしい」と話した。

 研修会後は舞台演芸が催され、和泊町内の6長寿クラブのメンバーが伝統