市民交流センター新名称「アマホームPLAZA」

アマホームPLAZAで行われたお披露目式で、テープカットする大久保社長(中央)と安田市長(左から2人目)ら

決定しお披露目式
奄美市のネーミングライツ4施設目

 奄美市名瀬の市民交流センターのネーミングライツ(命名権)による新名称が「アマホームPLAZA(プラザ)」に決定し、30日、同施設でお披露目式が行われた。不動産業の「アマホーム」を運営する地元企業の㈱大久保商事が命名権を取得。契約期間は2028年3月末までの約5年間。式典には安田壮平市長と同社の大久保征男社長らが出席、テープカットをして新名称の決定を祝った。

 ネーミングライツは、所有者が施設の愛称を付ける権利を企業などに付与、使用料を施設の管理・運営に充てる財源などとするもの。アマホームPLAZAのネーミングライツ料は年間101万円で、23年度は約9か月分の76万1639円となっている。

 安田市長は式典で、「新たなスタートを迎えるアマホームPLAZAの維持発展に向け、行政と民間が協力していきたい。子どもから高齢者まで、世代を超えた交流と学習の拠点として市民に親しまれ利用されることを願っている」などとあいさつ。大久保社長は「人生の大半をお世話になった奄美市に、何らかの形で感謝の思いを伝えたいと常々考えていた。会社の広報にもつながるネーミングライツで、市に恩返しできて大変うれしい。今後も継続して市財政に貢献できるよう努めたい」などと語った。

 同市は、限られた財源の有効活用と市民サービスの向上などを目的に、市内20施設での導入を検討。これまでに奄美市住用町の「木工工芸 みどりの里」(命名権者・㈱グリーンストア)、同市名瀬の「奄美川商ホール」と「奄美川商球場」(同・いずれも㈱川商ハウス)の3施設で導入しており、アマホームPLAZAが4か所目となった。