パッションフルーツを知事に贈呈PR

瀬戸内町のパッションフルーツを試食する塩田知事(左)

「甘くて、おいしい」 瀬戸内町

 【鹿児島】瀬戸内町の鎌田愛人町長らが30日、県庁を訪れ、塩田康一知事にパッションフルーツを贈呈した。試食した塩田知事は「甘くておいしい」と今年の出来を評価していた。

 パッションフルーツは同町の特産品で鹿児島ブランドにも指定されている。塩田知事には大玉のLサイズ1ダースを贈呈した。

 今年の出来は4、5月で日照時間に恵まれた影響で「この10年の平均糖度17・5%だったのが18・4%」(鎌田町長)と糖度が上がった。6月から収穫が始まって7月中旬まで続き、今年は約40・6㌧と例年並みの収穫量が見込まれている。先日、大雨に見舞われたが「収穫に大きな影響はなかった」と話した。

 現在、同町内には26戸の生産農家がいる。近年、国の補助や同町独自の施策を活用して営農支援センターを運営し、若手やUターン者を受け入れて生産者の育成に努めており、新規営農者の育成にも一定の成果があるという。鎌田町長は「県の農政部にも協力していただき、より一層の生産拡大とPRに努めていきたい」と話していた。