4年ぶりシーカヤックマラソン

色とりどりのカヤックが大島海峡を彩った、奄美シーカヤックマラソンIN加計呂麻大会

229艇360人が出走
瀬戸内町

 奄美群島日本復帰70周年記念2023奄美シーカヤックマラソンIN加計呂麻大会(瀬戸内町主催)が2日、同町の大島海峡であった。新型コロナウイルス感染症などの影響で4年ぶりの開催。晴天の夏の暑さの中でのレースとなったが、フルコース(33㌔)10部門、ハーフコース(17㌔)7部門に、北海道から沖縄まで全国各地から229艇360人(登録数)が出走。帯状に連なる色とりどりのカヤックとパドルがかき上げる水しぶきが、大島海峡を彩った。

 スタート地点の古仁屋港を午前9時30分、フルコースの各分門が一斉にスタート、5分遅れてハーフコースがスタートを切った。

 フルコースは奄美大島側の古仁屋港を出発し、清水から加計呂麻島の渡連に海峡を縦断。生間、スリ浜、勝能など加計呂麻島特有のリアス式海岸の湾奥=わんおう=を縫うようにして進み、呑之浦、無人島の俵小島を経て古仁屋港に戻るコース。2019年の前回大会に続き、嘉鉄が抜港された。

 出場者らは、自分の限界に挑み“完漕=かんそう=を目指した。