関東伊仙町会が総会・懇親会

「日本復帰の歌」を披露する有志の参加者たち

総踊り「六調」で盛り上がった会場

次期会長に勝さん、幹事長は糸さん

 【東京】関東伊仙町会(関和彦会長、西田豊造幹事長)はこのほど、第96回総会・懇親会を東京都品川区の総合区民会館きゅりあんで開いた。来賓、会員合わせ約160人で盛況となった。参加者たちは、島口を笑顔で交わしながら4年ぶりの交流を堪能した。

 西田幹事長の司会で第1部総会がスタート。郷土遥拝、「伊仙小唄」斉唱の後、関会長は伊仙町制60周年式典(4月15日)に出席したことに触れ「島はいいです。落ち着きます。今日も、島の雰囲気を存分に味わってください」と語った。役員紹介、会務報告、会計報告などが順調に終了。輪番制の同会の会長には、同町西部会から勝光重さん、幹事長には糸実さんがそれぞれ選出された。

 来賓を代表して大久保明伊仙町長が登壇。町政報告に続いて、犬田布岬にある特攻艦隊戦士慰霊塔を「文化的、芸術的価値がある」と紹介し、同町職員と共に「修復工事のためのクラウドファンディングへの協力」を呼び掛けた。ほか、東京奄美会・井上脩士会長、鹿児島県人会・原口悟郎会長があいさつした。

 岡村隆文副会長が総会を閉め、第二部は、両親が喜界島出身という歌手・美貴じゅん子さんの歌謡ショーがあった。

 第三部は、青年副部長の平泰造さんと女性副部長の宮島智恵美さんの司会で懇親会へ。平山徳廣顧問の乾杯で芸能・余興が始まった。唄者・森田美咲さんがシマ唄を熱唱すれば、東部の会員たちが「どんどん節」を披露。さらに各地域から自慢の歌や踊りがステージを飾った。

 このほか、有志によって「日本復帰の歌」が高らかに歌い上げられた。その後、4年ぶりに大盛況となった会場は六調でお開きとなった。