今井力夫町長(右端)から贈呈書を受け取った正名老人クラブ親和会の森田敏子さん(中央右)と徳時老人クラブ世並蔵会の佐藤サヨ子会長(中央左)、町老人クラブ連合会の淵邊精四郎会長(左端)=知名町=
ニッセイ財団 「生き生きシニア活動顕彰」
感謝の気持ち大切に
【沖永良部】2023年度ニッセイ財団「生き生きシニア活動顕彰」に、知名町の徳時老人クラブ世並蔵会(佐藤サヨ子会長、会員46人)と正名老人クラブ親和会(林富義志会長、93人)の2団体が選ばれた。4日、同町役場町長室で伝達式が行われた。県内では全6団体が選ばれている。
高齢者が主体となって行う地域貢献活動を顕彰しようと、2007年から行っている。1団体につき5万円が贈られる。先月30日、県青少年会館で目録贈呈式が行われた。
正名老人クラブ親和会は、集落の子どもたちを対象にした夏休み島ムニ(方言)教室や塩づくり体験会の開催のほか、高齢者の安否確認、100歳高齢者への感謝状贈呈、集落内の環境美化など多くの活動を展開している。会員の森田敏子さん(70)は「正名字は結=ゆい=の心を大切に、熱意のある住民が多い。これからも感謝の気持ちを忘れずに活動していきたい」と話した。
徳時老人クラブ世並蔵会は、「あいさつ・感謝・笑顔」を合言葉に活動。集落のイベントには積極的に参加し、会員の誕生日が来ると、みんなでお祝いをして楽しむという。定期的にグラウンドゴルフ大会を開き、体を動かすことも忘れない。佐藤会長は「これからもみんなが健康、笑顔で集まれることが目標」と笑顔で語った。