中央通りアーケードに設置された垂れ幕の前で記念撮影するイベント出席者ら
10月13日に奄美市で開幕する奄美群島日本復帰70周年記念特別国民体育大会(かごしま国体)相撲競技の100日前イベントが5日、同市名瀬の中央通りアーケードであった。イベントは同競技奄美市実行委員会(会長・安田壮平奄美市長)などが実施。中心商店街の各通りに垂れ幕やペナントを設置し、奄美群島初となる国体競技の開催周知と機運醸成を図った。
イベントには、実行委のほか、県相撲連盟大島支部や市実行委員会、市通り会連合会、名瀬小学校付属幼稚園の園児らが出席。アーケードの2か所に垂れ幕(高さ3・5㍍、幅2・2㍍)を設置したほか、約80枚のペナントも飾り、商店街を訪れた市民らに大会内容などを広報するうちわや紅白の餅(100個)を配布して大会を広報した。
市相撲連盟の日髙達明会長(69)は「全国から多くの選手や観客が奄美を訪れる。みんなで大会を盛り上げ、来島する選手らをおもてなしの心で迎えてほしい」などとあいさつ。同通り会連合会の森幸一郎会長も「商店街も徐々に活気を取り戻しつつあり、奄美初となる国体競技の開催はとても楽しみ。買い物や観光で商店街を訪れる人も多いと思うので、しっかり準備をして、奄美を楽しんでもらえるようにしたい」などと話した。
国体は鹿児島県で51年ぶり、奄美群島で競技が行われるのは初めて。同市開催の相撲競技など奄美群島で実施する4競技については、「奄美群島日本復帰70周年記念」と冠して開催する。相撲競技は、10月13~15日の3日間、同市の名瀬運動公園サンドームで行われる。
実行委によると、大会には、全国各地から選手や監督、関係者ら約700人の来島が見込まれる。