ドローンワークショップ

空飛ぶ○○を描く与路小中の子どもたち(提供写真)

 

 

ドローンに興味津々の池地小中の子どもたち(提供写真)

 

 

「未来が楽しみ」「島の生活便利に」
瀬戸内町の請島、与路島で

 

 筑波大学、JALグループ、瀬戸内町のドローンワークショップ「空飛ぶXのあるミライを共創しよう」がこのほど、請島の池地小中学校(花里弘克校長)と与路島の与路小中学校(川井功作校長)であった。児童と生徒、教職員、地域住民が池地小中は40人、与路小中は14人参加。子どもたちの自由な発想や社会課題解決へ向け、生成型AIを活用したデモンストレーションを行った。また、瀬戸内町とJALグループが事業開始を目指す、ドローン飛行を見学し、操縦も体験した。

 前半は筑波大学の北原格=いたる=教授の進行により、子どもたちは「空飛ぶ○○」を自由に考えイラストにした。教職員や地域住民は「○○で解決したい社会課題」について意見交換を行った。イラストや意見を元に、話題の生成AIのアイデアを聞き、会場は盛り上がりを見せた。

 後半は、同町防災担当者によるドローン飛行のデモンストレーションがあり、子どもたちは操縦を体験。生き生きとした表情と飛行するドローンに参加者からは歓声が上がった。

 北原教授は「実現社会におけるインパクトが大きい離島の住民と、ドローンが飛び交う社会のイメージを共有するとともに、小中学生にドローンが身近になる未来を思い描く機会ができて良かった」と話し、「参加者の活発な意見交換が行われ、地域住民ならではのニーズや、子どもたちの柔軟な発想から創出される豊かな未来の姿に刺激を受けた」と語った。

 池地小中の三ノ京楓花さん(中3)は「ドローンやAIの仕組みを知ることができ良かった。島の生活が便利になってほしい」、河路太希君(小3)は「空飛ぶ○○を考えるのが面白かった。ドローンの操縦も楽しかった」。与路小中の鳥越亜里抄さん(小3)は「いろんなものが空を飛んだら面白いと思った。どんな未来になるか楽しみ」と笑顔を見せた。