23年度笠利町地域協

笠利総合支所管内の事業計画などについて意見交換した笠利町地域協議会

最上位計画や管内事業説明
会長に山下氏選任
奄美市

 2023年度第1回笠利町地域協議会が13日、奄美市笠利総合支所であった。委員13人を委嘱、会長に同町駐在員会長の山下茂樹氏、副会長にあまみうなりまーじん会長の東芳江氏を選任した。笠利総合支所管内の22年度事業実績と23年度事業計画について報告があったほか、2020年度末に期限切れとなった同市の「第1次総合計画」(11年から10年間)に次ぐ、市の新たな最上位計画の策定に向けた協議の進め方などについて説明があった。

 地域協議会は06年の市町村合併の際に、旧名瀬市、笠利町、住用村の間で結ばれた各地域自治区の設置に関する協議書によって設置されるもので、市が進める計画などについて地域住民の意見を反映させることなどを目的としている。委員には、各種団体の代表や有識者などが選任され、今回委嘱を受けた委員の任期は25年3月末までの約2年間。

 会合では市企画調整課が市の最上位計画の策定に向けた取り組みとして、6月に開いた市総合計画審議会での協議内容などについて説明。市の将来人口の見通しやまちづくりの将来目標などを基にした策定方針を示した。

 23年度事業計画では、支所各課が管轄する事業概要などについて担当者が説明。同町の太陽が丘総合運動公園内での整備が予定されている認定こども園については、設計、施行を一括発注する公募型プロポーザル方式を導入、24年度から工事に着工、26年4月の供用開始を予定していることなどが報告された。

 委員からは、サトウキビ農家の減少などが続いていることへの対策などを求める意見があった。同支所によると、サトウキビ農家の4割が70歳以上と農家の高齢化傾向が続いていることなどが報告された。