グリーンテック(奄美市)優秀団体表彰

表彰状を受け取るグリーンテックの且代表取締役(左)

道路清掃活動、外来植物の駆除も
地球環境を守る県民運動推進会議

 【鹿児島】2023年度の「地球環境を守るかごしま県民運動推進会議」の総会が14日、鹿児島市の市町村自治会館であった。環境保全活動に対して顕著な取り組みのあった4団体が表彰され、奄美関連では奄美市のグリーンテックが受賞した。

 舗装工事や景観舗装などに取り組む同社は、奄美群島の世界自然遺産登録を目指した10年ほど前から環境保全活動に取り組んでいる。県が指定する「ふるさとの道サポーター」として道路の清掃活動などを定期的に実施。公共工事を請け負った各現場で外来植物の駆除にもボランティアで取り組む。世界自然遺産推進共同体にも名を連ね、特定外来植物のモニタリング調査や駆除活動、アマミノクロウサギのモニタリング調査などにも取り組んでいたことが評価された。

 表彰式で賞状と盾が授与され、且優藏代表取締役は「世界自然遺産登録が実現し、より一層力を入れて取り組んでいた時期に表彰されてうれしい。今後も外来植物の駆除には力を入れていきたい」と話していた。

 推進会議は、身近なところからの地球環境保全の実践活動に取り組み、掛け替えのない地球環境を次世代に引き継ぐ目的で活動しており、県や県町村会、県議会など160の団体で構成される。