「海の日トークイベント」

研究者・絵本作家・プロサーファーが語り合う
17日、海洋展示館で

 7月17日の「海の日」、海をテーマにしたトークイベントが奄美市名瀬の奄美海洋展示館2階特設会場である=写真=。海岸海洋保全の研究者、移住先の海を作品に取り入れる絵本作家、海をこよなく愛するプロサーファー、それぞれの立場から海への思いを語り合う。パタゴニア日本主催。

 ゲストスピーカーは、九州大大学院生体工学研究室・清野=せいの=聡子准教授ら3人。清野さんは、生体工学・環境保全学が専門。主に砂浜と干潟を対象に、希少生物生息地の再生、地域住民や市民の管理への参加などを研究している。

 奄美大島在住の絵本作家・ミロコマチコさんも参加する。ミロコさんは、最近の作品の中に奄美の海の生き物を取り入れており、独自の海への思いが語られるという。

 プロサーファーとして身近な奄美の海を語るのは、同市笠利町に本部のある一般社団法人NEDI代表理事・碇山勇生さん。「サーフィンを通して世界中の海を経験したが、奄美の海は魅力的。この思いを伝えたい」と来場を呼び掛けている。

 イベントは午後1時半~3時(開場は1時)。事前予約制。予約は「パタゴニア・イベント予約フォーム」で検索。定員30人。

 なお、同館1階では、「特別展示ミロコマチコ 海とわたしたち」も開催される。展示は8月20日まで。

 いずれも海洋展示館の入場料(大人500円、小中学生300円)が必要。