「第2回まるごと奄美」大盛況

フライトシミュレーションに奄美へ誘われる会場

独特のトークで黒糖焼酎を紹介する奥実行委員長

吉祥寺のホテルで奄美を堪能
シマ唄や特産品など 「文化知るきっかけに」

 【東京】吉祥寺に奄美が再現された――。「第2回まるごと奄美in東京」(主催・まるごと奄美実行委員会)が1、2の両日、武蔵野市吉祥寺のホテルで開催された。参加者たちは、都会で繰り広げられた奄美の文化を堪能していた。

 イベントは昨年渋谷で展開され、好評だったのを受けた第2弾。吉祥寺エクセルホテル東急(同市吉祥寺本町2の4の14)の7、8階を舞台に、2日間の昼夜計4回行われ、チケット完売の大盛況だった。

 ビュッフェ会場となった8階で「JALふるさとアンバサダー」持木絹代さんによる、奄美へのフライトシミュレーション、唄者・平田まりなさんのシマ唄で開幕した。ステージではその後、大島紬の簡単着こなし術や、平田さんの後輩唄者・辻美里さん、岩崎日向子さんも加わってのシマ唄ライブを展開。八月踊りも披露され、会場は大興奮となった。

 7階では有料で大島紬の着付けや夜光貝アクセサリー作り、無料での大島紬の機織り、サンシンなどの体験ブースが設けられ、多くが訪れていた。黒糖焼酎や大島紬製品などが販売された特産品コーナーには、「(一社)JIBUNいろ」も初出店した。

 実行委員長の奥圭太さん((株)ばしゃ山代表取締役社長)は「奄美の文化を知ってもらえるきっかけになり、大変うれしい。昨年より大成功です」と興奮気味に振り返っていた。追加チケットも販売され、計524席が用意されたという。関係者は「7割が初参加で、島の人より都内近郊の方々が多い」と印象を話した。

 都内から初参加したという40歳代の女性は「奄美にはこんなにも魅力があるとは、驚きでした。ぜひ訪れたいですね」と初の奄美体験に満面の笑顔だった。