ASIA WPA 国際写真&ビデオコンペティション2023上半期で、銀賞を受賞した作品
写真家の青山さん 大島紬がモデル
龍郷町と兵庫県宝塚市の2拠点で活動する写真家の青山良さん(62)はこのほど、世界的な写真の競技会「ASIA WPA 国際写真&ビデオコンペティション2023上半期」で銀賞を受賞した。作品は、結婚予定の男女が大島紬をまとった前撮り写真。青山さんは「多くの職人により多くの工程を経て作られ、着心地の良い大島紬は特に好きなアイテム。競技会などを通して、海外に発信することで普及の一助になれば」と語った。
競技会に、青山さんは17点を出品し14点が入賞、うち3点が上位入賞を果たした。10点が奄美大島で撮影、4点が大島紬をモデルとしている。
国際規模のフォトコンテスト、WPEやコスモスアワードなどでも受賞歴を持つ青山さん。妻・智恵子さんは、奄美市笠利町和野の出身。里帰りなどで奄美を訪れ、自然や文化に触れることで魅了され、現在では龍郷町赤尾木と兵庫県宝塚市の2拠点で、生活しながら活動している。
青山さんの作品は“飾りたくなる絵画のような芸術作品としての写真”が特徴。青山さんは「世界に奄美大島の風景や大島紬の写真を発信することで、島を盛り上げていきたい。コロナ禍で行えていなかったフォトツアーやワークショップなども再開していきたい」と話した。