名音小 名音川に親しむ

川遊びを楽しむ児童たち

地元の自然を満喫
水難事故防止学習も

 「冷たい!」「気持ちいい」――。大和村の名音小学校(桑鶴直幸校長、児童19人)の「名音川に親しもう」は18日、同小近くの名音川であった。水難事故防止の学習として着衣泳を体験した後、水着に着替えて生き物を捕ったり、泳いだりし、地元の自然を満喫した。

 着衣泳を体験することで、非常時に落ち着いて対応できるようにすることと、地元の自然や生き物に触れることで、自然の豊かさを実感し郷土愛を育むことを目的とし、毎年梅雨明け後に行っている。

 名音川は湯湾岳の麓に位置する県の2級河川で、大和村を代表する川の一つ。子どもたちの水遊び場やタナガ捕りなど憩いの場として地域住民から親しまれている。

 児童たちは、サップや浮輪を使った川遊びや、ヤガラやウナギの稚魚、エビなどを捕って楽しんだ。捕った生き物は学校の水槽で飼育、観察するという。

 2月に千葉県から転校してきた當礁太=あたりりーふ=君(6年)は「千葉県より自然があって奄美大島の方が好き。いつも海で泳いだり、釣りを楽しんでいる」。上野百葉=ももは=さん(4年)は「たまにしか川に入ることはなかったが、気持ちよくて楽しかった」と笑顔を見せた。