笠利町出身、永田さん夫婦の帰国、帰省歓迎会

20年ぶりの再会に笑顔で記念撮影する参加者(前列中央が永田有芳さん、慶子さん夫婦)

愛しゃ連 20年ぶりに再会
思い出話に花咲かせる

 奄美愛=かな=しゃ連(保宜夫会長、会員30人)は19日、永田有芳さん(75)、慶子さん(74)さん夫婦の帰省歓迎会を奄美市笠利町のばしゃ山村内のレストランで開いた。20年ぶりの再会に、永田さん夫婦と参加した会員15人は思い出話に花を咲かせた。

 愛しゃ連が20年前の2003年、奄美群島日本復帰50周年記念事業「ロサンゼルス公演」で米国を訪れた際、笠利町出身でロサンゼルス在住だった永田さん夫婦に歓迎を受けたという。久しぶりに永田さん夫婦が帰国・帰省したことを受け歓迎会を開催。保会長は「ロサンゼルスでは大歓迎を受け、みんなが恩に感じ良い思い出になっている」とあいさつした。

 有芳さんは赤木名出身、慶子さんは打田原出身で赤木名中の同級生。別々の高校に進学したが、卒業後再会し結婚。1972年に渡米し、74年にウニの加工・販売会社「Ocean Queen(オーシャン クイーン)」を設立し、現在も家族で経営している。今回は15年ぶりに娘家族と17日に帰省し、23日まで滞在する。

 保会長は「奄美群島日本復帰50周年と70周年という節目に縁を感じる。みんなが喜んで参加してくれてうれしい」と話した。

 永田さん夫婦は「ロサンゼルス公演では、シマ唄や六調を聴いて自然に体が動いたのを覚えている」と当時の思い出を語り、「時間がたつのは早く、当時のメンバーで亡くなった人がいるのは残念だが、元気で懐かしい人たちに会えてうれしい」と笑顔を見せた。

 歓迎会では、愛しゃ連から永田さん夫婦に大島紬のバッグが記念品として贈呈された。