23日「龍郷ふるさと祭」4年ぶり通常開催

寄付金額100万円を達成した「龍郷ふるさと祭」のGCF(ふるさとチョイスの専用ページから)
23日の祭り当日までちょうちんによるライトアップが続く

GCF100万円達成
ちょうちんともり祭りムード

いよいよ祭りシーズン到来――。奄美の夏祭りシーズンの先陣を切って23日、「龍郷ふるさと祭」が開催される。午前中は舟こぎ競争大会、夕方から夜にかけて芸能大会・八月踊り、花火大会と、町内は1日中祭り一色となる。

4年ぶりに規制のない通常開催。午前9時半スタートの舟こぎ競争には約70チームが参加。午後5時半からは芸能大会。八月踊りは、町内20集落のうち1集落が独自に伝承される歌や踊りを披露する。午後8時半から約1300発の花火が夜空を彩る。

一方、同町が開催費用の一部に充てるため6月16日から実施してきたガバメントクラウドファンディング(GCF)が20日、目標額の100万円に達した。寄付に応じた支援者は55人。寄付額は2千円から20万円。GCFは祭り当日の23日まで受け付ける。

町担当者は「38日間という短い期間に達成できたのがうれしい」と話した。寄付者からは「4年ぶりの開催を楽しみにしている」などのメッセージが添えられていたという。

目標額達成を受けて竹田泰典町長は「ふるさと祭は手作りの祭り。理解してくれた人の浄財を有効に使わせてもらう。ありがたい」と感謝を述べた。

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祭りムードを高めようと町は、ステージの部会場となる中央グラウンド周辺に約550個のちょうちんを19日に設置した。同日夕から明かりが点灯、暗くなると闇夜を照らし出し、幻想的な雰囲気が漂っている。