「平土野浜」でにぎわった初のビーチ―バレーボール大会=23日、天城町平土野
ビーチ面積の急拡大が顕著化、新名所となりつつある「平土野浜」
【徳之島】天城町商工会青年部(徳田太一部長)主催の平土野地区活性化イベント「わっきゃが市場in the night」と第1回「同町ビーチバレーボールin平土野浜」が25日あった。近年、砂浜の急拡大が顕著化した「平土野浜」の環境に着目。終日若者らの歓声が響いたほか、夜の「わっきゃが広場」では地元ミュージシャンのライブや夜店などでにぎわった。
「わっきゃが(私たちの)市場)」は、同町商工会青年部が、平土野商店街への誘客・再活性化を願い2011年7月から始めた。14年度には県地域再生制度(事業)で町商工会事務所沿いに「わきゃが広場」(イベント・駐車場用)を整備。地場産品直売やフリーマーケットなど交流市を不定期で開催。昨年夏からは「ウイズコロナで夜祭り気分を」と初の夜市も開始。そして今回は、白砂の堆積(たいせき)が顕著化し〝新名所出現〟の様相にある平土野浜にも着目し、初のビーチバレー大会を併催した。
午前8時半から終日あったビーチバレー大会(町バレーボール連盟、町教育委員会後援)には、中高生から社会人まで若者グループが町内外から15チーム参加。リンクトーナメント方式で和気あいあいと熱戦交流。地元のA&T(田平正樹代表)が第1回大会を制した。
徳之島町の公務員(教職員)男性(25)は「島の若者たちが集って楽しめ場づくりが必要。若者たちは悩んでいると思う。今後も続けて欲しい」と話した。
新名所づくりにも貢献している「平土野浜」の急拡大要因については、「消波ブロックが沖合い方向(数十㍍)と横2列設置されているため、離岸流など潮流が変化。真瀬名川(県2級河川)からの山砂が堆積しやすい環境になったことも考えられる」(宮山浩・同町建設課長)とも推測する。