徳之島に北上

住民の声援を背に炬火をつないだランナーたち=29日、伊仙町面縄

 

出発式で炬火トーチを託された森稀愛さん(喜念小6年)

 

 

かごしま国体・炬火リレー
伊仙町の児童生徒123人参加

 
 【徳之島】10月の「燃ゆる感動かごしま国体」(特別国民体育大会・特別全国障害者スポーツ大会)の炬火(きょか)リレーは29日、徳之島に北上。同1日目は伊仙町内の8小学校区の児童生徒ら代表計8班・123人が炬火トーチや国体旗をつなぎ、応援の気持ちをアピールした。30日は天城町でつなぐ。31日予定した徳之島町は台風接近を懸念して中止を決めた。

 炬火リレーの伊仙町出発式は午前8時半から同町東端の喜念小学校前であり、ランナーの同小全児童19人と関係者が参加した。前徹志町議会議長が「炬火リレーは県内離島と本土の全市町村を巡ります。次のかごしま国体は47年後ですので、思い出をつくって成功させましょう」とあいさつ。

 午前9時、トーチを掲げた森稀愛(きあら)さん(同小6年)を先頭にスタート。計8小学校区代表の小・中学生らが約0・7㌔~1㌔区間ずつ担当(以外は車両)。沿道住民の声援にも励まされ、同町西端の糸木名小校庭に正午ごろゴールした。

 第2区(面縄小校区)を走った友良優月(ゆうづき)さん(同小6年)は「走って気分が良かった。将来はバレーボールで国体を目指してみたい」。澤村陽菜子さん(面縄中3年)も「こんな機会に恵まれて楽しかった。(部活の)バレーボールなど運動も頑張りたい」と話した。

 天城町は30日午前9時30分、正式種目のトライアスロン競技会場の松原漁港をスタートし、町役場までの計9区間である。