奄美市 総文祭37校にマンゴー贈呈

奄美市 総文祭37校にマンゴー贈呈

北海道釧路江南高校の生徒23人に特産のマンゴーが贈呈された
(3日、奄美市名瀬)

 

 

 

奄美市役所前の市民ひろばでエイサーを披露する沖永良部高校の生徒ら(3日、奄美市名瀬)

台風足止めもいい「思い出」に
沖永良部高、返礼でエイサー披露

 奄美市は2、3の両日、第47回全国高等学校総合文化祭(2023かごしま総文)に出場するも、台風6号の影響で同市内の宿泊施設で延泊となった37校へ、特産果樹のマンゴーを贈呈した。担当者は「台風の影響で余儀なく足止めとなった生徒のみなさんに、マンゴーの夏の味わいを通して、いい思い出づくりにしていただければ」と思いを語った。

 2日から各校に贈呈された中、3日、和太鼓の部で参加した北海道釧路江南高校「蝦夷太鼓部」の部員23人が宿泊する奄美市名瀬のホテルビックマリン奄美でマンゴー約2㌔が贈られた。市地域おこし協力隊の宮田夏弥さん(27)から手渡された部長の3年、小野渚咲さん(18)は「マンゴーは食べたことがなく、奄美を感じる果物を頂けてうれしい」と笑顔で話した。

 同校は1919年(大正8年)に前身の釧路高等女学校が設立された、北海道釧路市にある公立高校。7月28日に来島し、1日に奄美を出発する予定だったが、台風の影響で3日に変更された。

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 沖永良部高校エイサー部の生徒18人は同日、奄美市役所前の市民ひろばで、マンゴーが贈られたことへの返礼として踊りを披露、安田壮平市長を表敬し感謝を伝えた。 

 エイサー部主将の3年、松下夢さん(17)は「マンゴーを頂きありがとうございます。奄美の人たちにエイサーを見てもらえてとても良かった。台風で帰れないのは残念だけど、せっかくなのでもっと奄美を楽しみたい」と話した。

 同校の生徒たちは、7月27、28日に来島、予定では2日早朝のフェリーで帰島する予定だったが、台風の影響で5日までの延泊が決まった。