徳之島の魅力を映画で広めたい

徳之島出身の高校生が監督・主演、オール徳之島スタッフで挑んだ短編映画「つむぎのうた」地元上映会へ(ポスター)

 

同島出身高校生が監督・主演
22日、地元上映会へ

 

 【徳之島】徳之島出身の高校生が監督・主演し、オール徳之島スタッフで制作した短編映画「つむぎのうた」。同本編とメイキングドキュメンタリーの上映会が22日午後7時から徳之島町文化会館である(入場無料)。同日はクラウンドファンディングで支援を集めて制作する次回作出演者たちの舞台あいさつもある。

 短編映画「つむぎのうた」は、2022年、東京の高校に通いながら女優を目指して活動中の野中加那さん(19)=徳之島町諸田出身=が監督・原案・主演・主題歌歌手を担当。自ら発起人ともなって仲間を集め、他の出演者や脚本・音楽など制作スタッフも徳之島在住者及び出身者たちで構成。約1年かけて制作したヒューマンドラマだ。

 スタッフ・キャスト全員が映画初挑戦のため困難の連続だったという。特に、徳之島での撮影中、野中さんが東京で一緒に暮していた祖母の急逝はスタッフ全員に大きな衝撃となった。制作中止も検討されたが、野中さんの意向で撮影を敢行したという。

 本編に次ぐメイキングドキュメンタリ―では、制作経緯をはじめスタッフ・キャストのこと、当時18歳だった野中さんへのインタビューを中心に制作している。

 本編はYoutube【高校生監督による、世界自然遺産の島「徳之島」を舞台にしたショートムービー『つむぎのうた』】でも公開中。クラウンドファンディングは「CAMPFIRE 地元徳之島の魅力を映画で広めたい!」。