関東徳之島町会が総会・懇親会

熱のこもった講話を展開する長谷川裕一さん(提供写真)
おなじみの「スラヨイ黒糖」などで盛り上がった会場

長谷川さん「幸せへの講話」も

【東京】関東徳之島町会(永長健二会長、保俊哉幹事長)はこのほど、第55回関東徳之島町会総会・懇親会を品川区の総合区民会館きゅりあんで開催し、来賓を含め約220人でにぎわった。参加者たちは、島口を笑顔で交わしながら4年ぶりの交流を堪能していた。

郷土遥拝、「徳之島小唄」斉唱の後、泰良宗男副幹事長の司会で、第1部総会がスタート。永長会長は「亀津会、神校会、母間会、花徳会、山和会の皆さまに感謝している」と開催への協力に謝意を述べ、「4年ぶりの交流を楽しんでほしい」と笑顔で呼び掛けた。役員紹介、会務報告、会計報告などが順調に終了。来賓を代表して高岡秀規徳之島町長が登壇し、町政報告とともに「世界のモデルとなる離島を目指し、奄振法(奄美群島振興開発特別措置法)の延長・拡充に取り組んでいる」と語った。ほか、関東鹿児島県人会連合会の原口悟郎会長、東京奄美会の井上脩士会長、保岡宏武衆院議員の代理として水村元彦秘書があいさつした。

第2部は「お仏壇のはせがわ」のCMで知られる、㈱はせがわ相談役で日本学生会議所後援会長の長谷川裕一さんが登壇。講話で「徳之島出身の母親に厳しく育てられたからこそ、頑張ってこられた」と出会った人たちの幸せを求めてきたこれまでの人生を振り返った。そして「日本人の心の本流は、奄美にある」と締めくくり、大きな拍手が送られた。熱心に聞いていた40歳代の男性は「大満足」と感激していた。

第3部は、重久正光さん、あずままどかさんの息の合った司会で懇親会へ。敬老者紹介、堀田統・元徳之島町会会長の乾杯で芸能・余興がスタート。森田美咲さんがシマ唄を歌えば、まどかさんはマイクを持ち換え熱唱。さらに、各地区が競うようにステージを飾った。久永さとみさんは「スラヨイ黒糖」などでステージをいっそう盛り上げていた。東裕久さんが21日から奄美大島で開催される中学野球の「離島甲子園」を紹介した。その後、総踊りで大盛況となった会場は、横田捷宏三州倶楽部会長が閉会の辞を述べ、全員で万歳三唱し終了した。