奄美まつり舟こぎ競争

計95チームが白熱のレースを展開した第60回奄美まつり舟こぎ競争

4年ぶり、95チームが疾走
一般・丸潮漕友会、女子・#清水集落が初V

 第60回奄美まつり舟こぎ競争が12日、奄美市名瀬の名瀬港佐大熊地区であった。4年ぶりの大会に2部門計95チームがエントリーし、青空の下で白熱のレースを展開。選手らは水しぶきを上げながら櫂=かい=に力を込め、真夏の海を疾走した。一般の部は丸潮漕友会、女子・子どもの部は#清水集落が共に初優勝に輝いた。(8面に関連記事)

 大会には、一般の部に67チーム、女子・子どもの部に28チームがエントリー。職場、学校、集落などでチームを編成し、レースではそろいのユニホームなども際立った。

 レースは、岸壁を発着点にブイを折り返す340㍍のコースで、予選、準決勝、決勝の勝ち抜き方式でタイムを競った。

 午前10時の名瀬の気温は28・5度、風速は北の風2・5㍍。円陣を組んで気合を込めた選手らは舟に乗り込み、号砲とともにスタートを切った。選手らは声と櫂のタイミングを合わせながら、懸命に舟をこいだ。ずらりと並んだテントや会場からは大きな声援が送られていた。

 舟こぎ競争は、当初予定の5日から日程を延期。今年の奄美まつりは、台風6号の影響で八月踊りやパレードなどが中止となっており、この日の舟こぎ競争で全日程を終えた。

 決勝の結果は次の通り。

 【一般の部】①丸潮漕友会2分0秒49②アマニコアウトリガーカヌークラブ2分2秒43③ゴッツ漕友会2分5秒40④仲勝壮年団2分7秒71⑤戸口行盛会2分9秒26

 【女子・子どもの部】①#清水集落2分16秒03②結miracle2分19秒77③マヒマヒ2分28秒26④虎ボルタCUSTOM2分31秒84⑤虹の丘女子2分39秒40