英語DEアート&サイエンス

児童たちが英語とともにミニモーターボート作りに挑戦した(13日、奄美市名瀬)

ミニモーターボートに挑戦
作り方と原理、英語で学ぶ

NPO法人アマミーナ(徳雅美理事長)が主催する、夏恒例のワークショップ「英語DEアート&サイエンス」が13日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。保護者らが見守る中、児童約20人が参加。「ミニモーターボート」の作り方と原理を英語で学びながら、思い思いのデザインを施したものづくりに挑戦した。

ワークショップは約10年前から、奄美に関する事象を、ものづくりを通しながら英語で学ぶことを目的に開催。今年は当初7、8日に開催予定だった「国際交流STEAMシンポジウム」(同NPO主催)と連携し企画。シンポジウムは台風6号の影響で中止となったが、ワークショップは延期されていた。

講師は、同ワークショップ指導歴8年、米国出身で奄美二世のオール海さん(25)。今回は「チャレンジ精神」をテーマに、例年より難易度が高い「ミニモーターボート」作りを進めるにあたり、関連の英単語を解説。▽hull(船体)▽mast(マスト)▽buoyancy(浮力)―など言葉を通し、原理を伝えた。

ミニモーターボート作りの時間では、割りばしやストロー、プラスチック板などを基に工作を実施。色付けの過程では、用意された絵の具のほか、スパンコールを持参した児童もおり、思い思いのデザインを施していた。

崎原小中学校6年の古田朔太郎君(11)は妹のほたるさん(10)、弟の理人ちゃん(5)と参加。海さんの質問に英語で答えた朔太郎君は「今日は英語を学ぶことができた。(開催時間の都合上)ボートは途中までしか作れなかったけど、家に帰って早く完成させたい」と笑顔で話した。